ペーシングとは
2020/11/03
ブログ
昨日、コミュニケーションスキルのうち、「聴く力」について書きましたが、本日は、「ペーシング」について書こうと思います。
ペーシングとは、相手の状況や話し方、呼吸など、まさに、ペースを合わせることです。
声の大きさや高さ、スピードやリズム、姿勢など。
これも、キャリアコンサルタントの国家試験を受けるときにずいぶん鍛えられました。
営業研修でも、ペーシングと言われるかどうか分かりませんが、相手のペースに合わせて話しましょう、ということはよく言われますよね。
でも、人によって、もともと早口の人やゆっくり話す人、たくさん話す人や無口な人がいる中で、相手に会わすのは意識してやってみるとなかなか難しいものです。
よく、人の話は目を見てキチンと聞きましょう、と言われますが、中にはそれが苦痛な人もいるそうです。
以前、臨床心理士の方が、クライエントの正面に座ると全てを観察されているみたいで警戒されるので、ナナメ45度に座り、視線を机に落として話を聴くようにしている、と話されていました。
その他、部屋の明るさや音なども、相手に合わせましょう、と教わりました。
営業などでこちらが行く側の場合はなかなかそこまでは難しいと思いますが、どうしたら相手と心地よく話せるか?を意識することはとても大事ですね。
コミュニケーションスキルは、このような無意識のことをどれだけ意識的に出来るか?の細かいことの積み重ねだと思います。